たきわ交通局

たきわ交通局管理人のA80&481です。よろしくお願いいたします。

この10年間を振り返る・管理人の考察(下)

成田スカイアクセス線開業により変化を成し遂げた北総線ですが、長期の課題があります。これはもう云うまでもないでしょう。

北総線が抱えているのは運賃の高さです。成田スカイアクセス開業時に初乗り運賃は200円から190円に値下げしました。しかしそれでも建設コストがかかったことや千葉ニュータウンの開発がうまくいかなかったことが北総鉄道の経営に響いているのです。

時代をさかのぼると当時の北総開発鉄道が設立したのは1972(昭和47)年のこと。しかしながら1970年代の京成は成田空港の開港遅れやスカイライナーで使う車両が宗吾参道にある車庫で焼き討ちに遭い、さらには大型投資の失敗で経営が苦しくなってしまったのです。その結果無配となり、倒産してもおかしくなかったそうです。

ここで北総鉄道の経営がどうなっているかもわかりやすく説明したいと思います。北総鉄道の筆頭株主は親会社京成電鉄であり、出資先は千葉県や沿線自治体、住宅公団といったもので成り立っている第三セクターです。東京都内の第三セクターといえば多摩モノレールやりんかい線が挙げられます。

話を戻しますが、もし千葉ニュータウンの開発が国や千葉県ではなく京成主体だったら、小田急・京王の多摩ニュータウン、東急の多摩田園都市みたいなものになれたのではないかと思わずにはいられません。管理人は北総線の車窓を見ているとなおさらそう感じてしまうのです。

債務超過は2012年度に解消できたのですが、長期負債は残っています。また京成電鉄が北総鉄道に対し適切な線路使用料を払っていないのでは?といった問題もあります。線路使用料を支払っていれば今頃北総線の経営状況は若干改善できたに違いありません。

それから北総鉄道は今年度をもって葛飾区を除く千葉県の沿線自治体(松戸・市川・鎌ヶ谷・白井・船橋・印西の6市)からの補助金支払いを打ち切ることも発表し、千葉ニュータウンの開発事業も2013年度をもって終結しました。さらに来年4/1から再度値上げすることになりました。値下げは遠い未来になってしまうのでしょうか?沿線住民の願いはいつになったらかなうのでしょうか?もし京成・北総両社の経営陣や千葉県、沿線自治体のトップの方々がこのサイトを見ていたら、これらの問題に対して真摯に向き合ってほしいと思います。

最後になりますが、今日は北総鉄道になって10年という節目です。3度にわたって管理人の駄文に付き合っていただきありがとうございました。都心・成田羽田両空港のアクセス路線として今後も発展し続ける北総鉄道に一日でも早く明るい未来がやってくることを願ってやみません。

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