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副都心線開業後も負けずに走る池86

都営バス・池86系統は東京メトロ副都心線渋谷~池袋間のうち、雑司が谷付近まではほぼ明治通りの真上を走るのですが、副都心線が開業してからも生き残ったのです。

地下鉄網が充実してくると地下鉄の真上を走るバス路線は減便ないしは路線そのもの廃止になるケースがあります。2000(平成12)年12月に都営大江戸線が全線開業した際は都営バスの赤字路線は廃止・減便されました。それから8年後の2008年3月に日暮里・舎人ライナーが、その後6月に東京メトロ副都心線が開業しましたが、その際は都営大江戸線全線開業の反省を生かし、既存の路線を減便にとどめ、現在も維持できている路線があります。

それが早稲田自動車営業所所管の池86系統です。池袋駅南口から全区間明治通りを南下し、渋谷駅東口まで結ぶ路線です。ただ、明治通りは曜日によっては渋滞が発生しやすく、定時運行が難しくなることもあります。
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副都心線開業後もほぼ終日にわたって使いやすい。
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長身ポールの停留所。接近情報等流している停留所もあるので、利用者はイライラを感じさせません。
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池袋駅東口の時刻表。
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小さくて申し訳ありませんが、平日15時5分発のみ新宿伊勢丹止まりが設定されています。黄色く囲まれているのが早稲田車庫行きの入庫便です。

この路線が生き残った理由。第一の理由としては東京メトロ副都心線の各駅は深いところにあるため、エレベーターやエスカレーターが整備されていてもご年配の方には利用しずらい面があること。また、東京都発行のシルバーパスでは東京メトロを使うことができないという弱点があります。それ以外にも高田馬場エリアには学校はじめ東京都の障害者関係の施設が数多くあり、その利便性を失わせてはいけないといったことで池86が生き残ったのです。

高齢化が進行している中で、路線バスの在り方を見直さなければいけない時期に差し掛かっています。事業者・行政は「利用者が少なくなったから廃止しよう」、ではなく、実態に合わせて路線を維持できるような環境を整えてほしいと願わずにはいられません。

副都心線だけでなく、1977(昭和52)年に当時の旧東急新玉川線(渋谷~二子玉川園間)が開業した際は玉川通りの上を走るバス路線は一部を除いて廃止にしませんでした。というのも新玉川線区間はひと駅区間の距離が長く、周辺が住宅地でやはり廃止するわけにはいかなかったのです。駅まで無理して歩くよりも地べたで乗れるバスの必要性は新玉川線開業時と変わっていません。副都心線が開業した2008年は少子高齢化の時代に入っていましたから、利用者を無視させるわけにはいかなかったのでしょう。

最後になりますが、池86は今後も現状維持の状態が続くかと思います。副都心線に負けずに今日も渋谷・新宿・池袋の3エリアを結んでいるのですから。

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