たきわ交通局

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乗換駅なのに急行系の列車は通過です!

JR・私鉄に関係なく他路線との乗換駅には急行系列車が停まる、という考えは誰もが持っているかと思います。でも、例外もあるのです。

ここは西武池袋線の練馬駅。豊島園へ向かう豊島線、西武有楽町線を経由して東京メトロ有楽町線・副都心線、そして都営大江戸線(以下大江戸線)と乗り換えられるターミナル駅なのですが、急行系の列車は同駅を通過します(ただし、副都心線直通の快速急行に関しては停車している)。

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上り急行線を通過する6000系の急行池袋行き。手前から池袋線下り、上り、西武有楽町線上り、そして奥は上り急行線となっています。

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二代目「L-train」(9108編成)の急行飯能行きが下り急行線を通過しようとしています。手前は西武有楽町線下り線です。1994(平成6)年12月の西武有楽町線新桜台~練馬間開業から1998(平成10)年3月の池袋線乗り入れ開始まで下り線は上下兼用だったそうです。

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練馬駅を颯爽と通過していく…。

西武池袋線の急行が練馬駅を通過する理由としては遠近分離だけでなく、自社線で池袋まで向かわず練馬で乗り換えできる大江戸線への流出を避けたいというのもあります。大江戸線が新宿まで到達していなかった90年代半ばまで、練馬区民や保谷(現・西東京市)・東久留米・清瀬市民の多くが都心へ向かうときは池袋まで向かってそこから山手線などに乗り換え、といったケースが当たり前でした。1997(平成9)年12月に大江戸線が新宿まで到達し、その3年後に6の字運転を開始するようになると池袋まで行かなくても済むようになり、練馬で乗り換えて目的地へ向かえる場所が増えたのは言うまでもありません。

ここで話を変えることとしましょう。
乗換駅で利用客が増えたから急行を停めてください、と自治体から要望があれば鉄道会社は次期のダイヤ改正で〇○駅を急行の停車駅に追加します、といった決断を出します。たとえば東急東横線の中目黒駅は目黒区役所が移転した2003(平成15)年3月に特急停車駅に追加し、特急を使っても日比谷線に乗り換えできるように改善しました。同じく田園都市線のあざみ野駅は1993(平成5)年3月に横浜市営地下鉄が同駅まで延伸してからは利用客が増加し、横浜市側は東急に対してあざみ野駅に急行を停車させるよう要望をかけ、2002(平成14)年3月の改正から急行停車駅に追加されたケースがあります。

練馬駅に関しても東急中目黒・あざみ野駅みたいなことがあったかどうかわかりませんが、西武側に関しては遠近分離と大江戸線への流出を減らしてできるだけ池袋まで乗ってほしいという観念が強いせいか、今後も現状維持が続くのではないかと思います。

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