たきわ交通局

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目的地をうまくアピール!

小田急の他社線乗り入れは1950(昭和25)年8月の箱根登山鉄道にはじまり、1955(昭和30)年10月の国鉄(現・JR東海)御殿場線(以下御殿場線)、1978(昭和53)年3月の営団(現・東京メトロ)千代田線(以下千代田線)、そして今年3月から千代田線(代々木上原~綾瀬)を経由してJR常磐緩行線に乗り入れていますが、御殿場線に関してはとある目的地へのアクセスとしての役目も果たしています。

新宿駅で撮影した液晶画面の映像です。
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新宿から特急ロマンスカー・あさぎり号とバスを使って富士山に行けるのです!!

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新宿からだと中央線特急と富士急行、あるいは高速バスが富士山アクセスの足なのですが、小田急に関してはバスでカバーできないところからの富士山アクセス、と考えてもいいかもしれません。

あさぎり号は1955(昭和30)年10月1日に富士山・御殿場ルートの開拓として新宿~御殿場間でディーゼルカーによる運行を開始し(当時は特別準急)、1968(昭和43)年7月1日に御殿場線が電化されたさいに3000形SSE車に変わり、同年10月1日から特別準急から連絡急行に変更されました。連絡急行になってからは小田急線内の停車駅見直しも経て1987(昭和62)年4月1日に国鉄からJRに民営化されました。その前後からSE3000形の老朽化が浮上し、1991(平成3)年3月16日から運行区間は新宿~御殿場間から新宿~沼津間に延長されました。その時に20000形RSEとJR東海371系による相互乗り入れが開始されたと同時に連絡急行から特急に格上げされました。
余談ですが、特別急行・連絡急行で運行していた時代は全区間小田急の乗務員さんが担当していました。当時は国鉄(現・JR)の考査に合格した乗務員さんしかあさぎり号の運行に携わることができなかったのです。特急格上げと同時に松田駅において各社の乗務員が交代する形態に変わりました。

2012(平成24)年3月17日からは小田急60000形MSE車のみの片乗り入れならびに運行区間が新宿~御殿場間に縮小され、現在に至ります。また、小田急線内の停車駅も変更されました。これは20年間でバブル崩壊や御殿場~沼津間において利用者が減少しただけでなく、2003(平成15)年10月の東海道新幹線品川駅開業や都内から伊豆方面への高速バスが充実したこともあさぎり号の運行区間縮小に関係しています。車内販売は運行区間が縮小される前年の2011(平成23)年を最後に廃止されました。
ニュースリリースが発表される前から「あさぎり号は廃止されるのでは?」といった噂もありました。そして2012年の時点で1日4往復の運行から平日3往復、土休日4往復と変わったこそものの、御殿場からも箱根へ向かえるルートとしての役目も果たしている点は1955年当時と変わりません。

小田急側も富士山アクセスとしてフリーパスを発行したらいいと思うのですが、御殿場線区間(松田~御殿場間)を含んでいるため運賃がかさみやすいのとあさぎり号が1日3~4往復しか走っていないという事情もあるので、そこまでは考慮していないのかもしれません。ただ、都心から富士山のアクセスとして今後も末永い運行を続けてほしいと願わずにはいられません。

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