たきわ交通局

たきわ交通局管理人のA80&481です。よろしくお願いいたします。

首都圏で活躍するN101系

JR常磐緩行線馬橋と流山の5.7㌔を結ぶ流鉄流山線。西武鉄道で活躍していた車両が第二の人生を送っています。

流鉄は1970年代後半から西武鉄道からの譲渡が始まり、これまでに501系、701系、801系、101系が譲渡され、2017年現在はN101系が5000形となって活躍しています。

17021201.jpg
かつては新宿線・池袋線の増結運用で活躍していた2連口はすっかりここの顔に。N101系は流鉄のほかに、グループ会社の伊豆箱根鉄道(静岡県・活躍しているのは三島と修善寺を結ぶ駿豆線)、近江鉄道(滋賀県)、三岐鉄道(三重県)、上信電鉄(群馬県)にも譲渡されました。

画像はクモハ5001-クモハ5101の「流馬号」(西武鉄道時代はクモハ273-クモハ274、小手指車両管理所所属)。

17021202.jpg
常磐緩行線馬橋駅の改札から西口方向へ向かう途中に流山線の乗り場へ向かう階段があります。

17021203.jpg
本数も1時間に3~4本で使いやすいレベル。

17021204.jpg
階段を下りていくところです。

17021205.jpg
流鉄の向こうに停車しているのは東京メトロ千代田線6000系。N101系、6000系とも高度経済成長期にデビューした車両ですが、千代田線6000系に関しては今年度中の引退を予定しています。向こうに停車している車両が小田急4000形だったら、新宿同士かつ箱根山戦争のライバル同士の並びだっただろうと想像します。

はい、車内の様子に移りましょう。

17021206.jpg
基本的に西武鉄道で活躍した時の原型のままです。

17021207.jpg
先頭車の部分は西武時代にはなかった車椅子スペースが設置されました。(なお、多摩川線・多摩湖線で活躍するN101系ワンマン対応編成は車体更新時にバリアフリー工事も受けているので設置されている)

17021208.jpg
内装の色の違いがよくわかります。

17021209.jpg
ドアには黄色いテープが貼られています。

17021210.jpg
1982(昭和57)年に所沢工場で製造され、2010(平成22)年に日本電装において改造工事を請けました。なお、所沢工場は車両の製造・改造だけでなく、全般並びに重要部検査も行っていました。ちなみに、工場は2000(平成12)年に武蔵丘に移転する形で廃止され、現在は所沢市による都市計画に向けての整備が始まった模様です。

17021211.jpg
つり革も西武時代と変わっていない。

17021212.jpg
馬橋から11分で流山駅に到着。

隣のホームに停車していたのは…

17021213.jpg
クモハ5002F「流星号」(西武鉄道時代はクモハ275-クモハ276、小手指車両管理所にて所属)

17021214.jpg
クモハ5003F「あかぎ号」。(西武鉄道時代はクモハ277-クモハ278、小手指車両管理所にて所属)

17021215.jpg
昨年(2016年)に流山線は開業100周年を迎えました。

17021216.jpg
流山方向と画像の松戸方向ではヘッドマークの色が異なっていました。

この流鉄は首都圏に近いローカル線としての位置づけが大きいのですが、2005(平成17)年8月につくばエクスプレス(以下TX)線が開業してからは鰭ヶ崎(ひれがさき)駅から距離の離れていないところに南流山駅、流山駅から1.3Kmのところに流山セントラルパーク駅が近接しています。そのため、多くの利用者がTXに転移が進んだことから、路線を取り巻く環境が変わってしまいました。しかし、TX路線自体は秋葉原が終着点であるため、東京の都心部に行きたければ馬橋で接続する常磐線や乗り入れ先の千代田線がいまだに有利なところがあります。都心部といっても利用者の行きたいところは人それぞれですから、TXでいけるところ、馬橋まで流鉄に乗り、そこから常磐線・千代田線でいけるところ、と2種類選択できるわけです。常磐線も上野東京ラインの開業で品川まで行けるようになりましたが、新松戸や馬橋には停車しません。それでも流鉄を使っていた利用客は秋葉原までTXに乗り、そこからJR、という流れがほとんどではないかと思います。

昨今、JR北海道や西日本の赤字ローカル線の存続問題が叫ばれている中、この路線の将来もどうなるかわかりません。とはいえ、首都圏のベットタウンを走るローカル線として末永い運行を期待していくことを願わずにはいられません。

※流鉄は芝山鉄道同様、Suica/PASMOの使用はできません。現金のみの利用です。訪問の際はお気を付けください。

関連記事

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する