たきわ交通局

たきわ交通局管理人のA80&481です。よろしくお願いいたします。

路線の廃止、そして新たな新規開拓。

鉄道1本で行けないところをカバーするのが路線バスの役目。しかし現状では乗務員不足だけでなく、全国各地では赤字路線はどんどん廃止され、公共交通機関としての役目が果たせなくなっている現実もあります。そこで今回は東急バスの取り組みについて紹介したいと思います。

東急沿線の東京・神奈川を中心に路線網を持つ東急バス。1991(平成3)年10月1日に東急電鉄の自動車事業部から分離してから四半世紀余り、様々な新規サービス等に力を入れています。2000年代初頭から半ばにかけて世田谷区内の営業所すべてと高津営業所が東急トランセ管理委託営業所になるといった変化もあり、既存路線もある程度は維持できていたのですが…

2018年に入り、都内を走る2系統が廃止になりました。
①2018(平成28)年2月28日 渋33系統(渋谷駅~多摩川駅・淡島営業所所管)
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渋33はもともと1980年代初頭までは渋谷駅から大森駅までを結ぶ長距離路線でした。その後営業所と路線再編で大森駅発着から丸子橋折返所発着を経て多摩川園(当時)発着に変更されました。四半世紀前は日中は1H/1本の本数で運行していましたが、廃止前年の時点では一日1~2本までに減少しました。世田谷線を除く東急各線の駅を経由するので、電車を乗り継いで目的地へ行くよりも便利だったのではないかと考えています。1999(平成11)年8月24日から2014(平成26)年8月31日までは下馬営業所に移管されたものの、渋34とともに淡島営業所に里帰りしてきたのは管理人としては驚いた、というよりも嬉しさのほうがありました。

②2018(平成30)年3月31日 園02系統(田園調布駅~世田谷区民会館・弦巻営業所所管)
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大田区の田園調布駅から九品仏駅、用賀駅、農大前を経由し世田谷区民会館(世田谷区役所)まで結んでおり、区の面積が大きい世田谷区において、南北間への移動がしやすい路線の一つでもありました。全線の所要時間は50分(管理人としての目安)だったのですが、用賀付近においては渋滞が発生しやすかったと記憶しています。

廃止前年のダイヤ改正では1時間1本まで減少し、土休日ダイヤは田園調布駅~世田谷区民会館と用賀駅~世田谷区民会館の2パターンによる運行によって収支改善を図っていましたが、残念ながら廃止という結果になりました。お客さんが途中で入れ替わる路線は収益が確保されますが、長い路線ほど収益が確保しずらいという弱点は何も東急バスに限ったことではありません。

園02廃止に伴い、渋22系統(渋谷駅~用賀駅)の新設、等13系統(等々力操車所~梅ヶ丘駅)の増強が行われることになりました。
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世田谷区による実験運行期間中の画像で申し訳ありませんが、昨年1月27日に開業し、東急大井町線から小田急線まで乗り換えなしで行けるようになりました。

一方で、期間限定路線を設けるなどといった取り組みもあります。
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二子玉川エリアにある3つの美術館を巡る路線「せたがや3館めぐる~ぷ」。二子玉川駅から五島美術館、静嘉堂文庫美術館、世田谷美術館とをバス1本でアクセスします。上野毛駅(五島美術館)~二子玉川駅~静嘉堂文庫美術館~世田谷美術館と1つの路線で3館巡れるというオイシイ路線。土休日のみの運行ですが、新たな路線開拓としての期待は大きいと考えています。

さて、ここで話題を変えます。

路線バスは赤字になれば廃止。それはそれで正しい判断であるのは管理人でも想像がつきます。ただ、それが正しいという考えが当たり前になってしまうとどうなのでしょうか。自治体や利用者からの反発は必須です。

では何をすればいいのでしょうか?今回この記事を作成して実感したことは事業者側は自治体と協力して新たなサービスを開拓していかないと生き残りが厳しいという現実です。都営大江戸線が全線開業した際、地下鉄と区間が重複する都営バスの赤字路線は赤字という理由で真っ先に廃止されました。廃止になったエリアは利用者からの反発は大きいものでした。そこでどうなったかというと、民間事業者がコミュニティバスを運行し、地域の足としての公共交通機関を再び維持しようとしてます。

全国各地で乗務員不足や赤字路線の廃止のニュースを聞くのは頭の痛い問題であります。管理人はそのような状況の中でも事業者は利用者ならびに自治体としっかり向き合い、路線や本数を見直すなどしてもう一度原点に立ち返ってほしいと願わずにはいられないのです。その一方で事業者においても乗務員不足を解消させるために高卒ならびに大卒による新規採用を行うようになりました。会社の生き残りをかけてこれから必須になってくると考えています。
もうひとつは全国各地で高齢化が進んでいます。また、高齢者が自動車事故を起こす割合が高くなってきています。ブレーキをアクセルを踏み間違えたり、事故を起こした高齢者ドライバーには認知症の疑いがある、というニュースも耳にします。特に車社会が当たり前の地方において自動車運転免許証を返納してしまうと高齢者の移動手段として必要不可欠なのがバスやタクシーといった公共交通機関です。そのような点も含めバスの将来性を見直す時期に差し掛かっている現実を自治体・事業者・利用者とも考え直す時期になったと言えるのです。

最後になりますが、管理人はバスに乗車する機会となると月1回なのですが、バスの将来性についてはまた機会を見つけて記事を作成したいと思います。

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